教えてジャッジー

2010年2月1日 MTG コメント (2)

ルール的な問題で友人がジャッジに聞いた内容が納得いかなかったのでこれは本当はどうなのかな？と
(ルール的な物は全てMJMJより転載)
問題は

《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》に《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》を装備した場合
に《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》は飛行を得る事ができるのか？

まず、それぞれのオラクルはこんな感じです

《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》
As long as Kitesail Apprentice is equipped, it gets +1/+1 and has flying.

《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》
Equipped creature gets +2/+4 and loses flying.
Prevent all noncombat damage that would be dealt to equipped creature.

こんな感じになってます
それで、友人がジャッジに聞いて貰った裁定はタイムスワンプに関係無く「できる」と「できない」の場合は「できない」が勝つので飛行を得られないとの事

これは

101. マジックの黄金律

の

101.2. あるルールまたは効果によって何かを「できる」とされている時に、他の効果によって同じことが「できない」とされていた場合、「できない」という効果が優先される。

に書いてあるルールですね
但し、問題はマジックの黄金律には他にも

101.2a オブジェクトに能力を与える効果とオブジェクトから能力を失わせる効果の相関については、このルールは適用されない。rule 112.10 参照。

というルールが存在しており、今回の件はこちらに当てはまるのでは？と言う事でrule 112.10も参照してみようと思います

112.10. 効果によって、オブジェクトの能力が追加されたり、あるいは取り除かれたりすることがある。能力を追加する効果は、そのオブジェクトが能力を「得る／gain」もしくは「持つ／have」と書かれる。能力を取り除く効果は、そのオブジェクトが能力を「失う／lose」と書かれる。能力を取り除く効果は、その能力が複数あってもすべて失わせる。複数の効果が同じ能力を追加したり除いたりしていた場合、一般に、もっとも最近のものが勝つ。(rule 613〔継続的効果の相互作用〕参照)。

このようになっておりそれぞれの効果には｢has｣と「loses」と言う単語で効果を得ると失うと書いてあるのだからこのルールが適用されると思う
次にこの場合はどちらの効果が優先されるかを判断するためにrule 613を参照してみる

613.1. オブジェクトの特性の値は、そのオブジェクトそのものの値から始まって決定される。カードであればそのカードに記載されている特性の値、トークンや(呪文やカードの)コピーであればそれを生成した効果によって定められた特性の値を初期値とする。その後、以下の種類別の順番で適用できる継続的効果をすべて適用する。

613.1f 第6種: 能力追加、能力除去効果が適用される。

両方が第６種の能力追加、能力除去で同じ種類別になってますね
で、今回の場合は同時に能力を得られると思うからそう考えると

613.6g たとえば同時に領域に入る、同時にオブジェクトにつけられる、などで複数のオブジェクトが同時にタイムスタンプを得る場合、その時点でアクティブ・プレイヤーがそのタイムスタンプ順を決める。

このルールを適用すればアクティブ・プレイヤーが飛行を得るか失うかを決められると思うんだけど、違うのかな？

それと、話は変わって別の問題

パソコンがCDを読みこまないって話は前にしたと思うけど、買ったのに試さないのはあれなので「とある科学の超電磁砲」のDVDを読み込もうとしたんだけど、当然無理だった
けど、一緒に入ってたラジオ(CD)は読みこんだ件について

前このパソコンでDVDも読み込んでたからDVDにも対応してる筈なんだけどな…
DVDを読み込む場所だけが見事に壊れたのか？ｗ
こういったのに詳しくないからワカラネーｗ

追記
くろぺんさんの所に書いて在った内容も参考にして考えてみた

613.6. 各種類別、各種類細別の中では、効果の適用順は通常、タイムスタンプのルールを用いて決定される。より早いタイムスタンプを持つ効果が先に適用される。

613.6a 常在型能力によって作られた継続的効果は、それを生み出したオブジェクトと、その能力を生成した効果の、遅い方と同じタイムスタンプを持つ。

613.6b 呪文や能力の解決によって作られた継続的効果は、生成された時点でタイムスタンプを得る。

613.6c オブジェクトのタイムスタンプは、他のオブジェクトやプレイヤーについているオーラや装備品や城砦、あるいは表向きの次元カードを除き、それが現在ある領域に入った時点のタイムスタンプである。

613.6d オーラや装備品、城砦が他のオブジェクトやプレイヤーについた時点で、そのオーラや装備品、城砦は新しいタイムスタンプを得る。

613.6e 表向きの次元カードは、表向きになった時点でタイムスタンプを得る。

613.6f 表向きのヴァンガード・カードは、ゲームの開始時にタイムスタンプを得る。

613.6g たとえば同時に領域に入る、同時にオブジェクトにつけられる、などで複数のオブジェクトが同時にタイムスタンプを得る場合、その時点でアクティブ・プレイヤーがそのタイムスタンプ順を決める。

《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》の飛行を得るという継続的効果は613.6cに書いてあるように《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》が場に入った時の事を考えるのか？
それとも《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》の効果を613.6aに書いてある常在型能力として考えるかで効果が変わるんだけど…どうなんだろうか？

私は後者の《帆凧の弟子/Kitesail Apprentice》の持っている効果は常在型能力で装備された時に新しくタイムスタンプを得ると思うんだけどどうなんだろう？
仮にそうなら《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》の装備時のタイムスタンプ(613.6d)と同じタイムスタンプを得られるのだからアクティブ・プレイヤーが決められると思うんだけどどうだろう？

最も追記した辺りの考えはくろぺんさんが何も書いてなかったら考えて無かったんだけどねｗ
やっぱりｍｔｇ奥が深いよー
そういった奥が深い所とかがやっぱり好きだよーｗ